商売のコツ business know-how 2004 9 7
商売のコツは、いかに固定客を獲得するかにかかっています。
得意銘柄を持つということは、株式投資では、よく言われることですが、
それには、理由があるのです。
各銘柄とも、日足チャートを見ると、
株価の動きに特徴があるのです。
同じく、5分足チャートで調べてみると、
やはり、株価の動きに特徴があるのです。
アメリカの株式市場の影響を受ける場合が多いですが、
そういう影響を除くと、やはり、株価の動きにはクセがあります。
たとえば、午前中早くに動いて、後は穏やかな動きとなる銘柄。
10時頃、よく動く銘柄。
午前中もよく動くが、本番は午後の銘柄。
もちろん、何かのきっかけで、午前中動く銘柄が、
いつの間にか、午後が本番になったというケースもありますので、注意が必要です。
なぜ、このような動きになるかというと、
やはり、どの銘柄にも、固定客がいるのです。
その固定客の好みによって、
株価の動きが形成されていくのです。
ですから、その固定客に穏やかな性格の持ち主が多いと、
やはり、株価の動きも穏やかなものになります。
そういうわけで、業績がよく、来期も成長が見込まれるという銘柄でも、
あまり株価が動かないという場合があるのです。
つまり、コンピューターを使って、割安な銘柄や成長銘柄などを探して、
株を買っても、なかなか株価が動かないという場合があるのです。
こういうケースの場合は、やはり「呼水」が必要です。
たとえば、新聞や雑誌が、その銘柄を取り上げたり、
あるいは有名な評論家が取り上げたりする必要があります。
または、株式分割を発表することも必要です。
要するに、投資家にアピールすることが必要です。
そうすれば、新しい固定客を獲得することができます。
いつも同じような固定客ばかりになってしまいますと、
業績がよく、成長性が高いのに、なぜか株価の動きは地味となってしまいます。
新しい固定客を獲得する。
これは、消費者に対してだけでなく、投資家に対しても言えることです。